09
大海の暴君
アダムの敗北により、人類はついに2連敗を期す。
第3回戦の神代表は、神々すら恐れる海神・ポセイドン。
後がない人類側代表は、死してもなお鍛錬を積み続けた史上最強の敗者(ルーザー)・佐々木小次郎に望みを託す。
そして闘いの火蓋が切られたが、互いに1歩も動かない膠着状態となる。静寂がどこまでも続くかと思われたその時――。
- スタッフ情報
- 脚本:筆安一幸 / 絵コンテ:大久保政雄 / 演出:山田弘和
1000年に一度、全世界の神々が一堂に介し、天界で開催される「人類存亡会議」。
人類が冒してきた愚かな行いにより、全会一致で「終末」の判決が下される直前、
半神半人の戦乙女<ワルキューレ>の一人、ブリュンヒルデが異議を唱える。
「ただ滅ぼすのでは芸がない。人類を試してみては?」
彼女が提案したのは、神 vs 人類最終闘争、通称「ラグナロク」
全世界の神々と、歴史上の全人類から選ばれた代表者たちが
一対一のタイマン勝負をする。
全13番勝負、先に7勝した方が勝利となる。
しかし、人類が神に勝つことなど絶対不可能。
神々が嘲笑する中、ブリュンヒルデはなおも挑発する。
「もしかして、ビビってるんですかァ?」
その言葉は神の逆鱗に触れ、
怒りのままに、神々はラグナロクを承諾。
かくして、ブリュンヒルデたちは、
700万年の人類史から最強の13人を選びラグナロクへと挑む。
果たして人類は神を超え、終末を阻止できるのか?